ヴァンサントリコ ミラン 2014
¥2,550-(税込)
「森の奥深くに いるような静けさ」
そう例えたくなるようなワイン
産地 フランス オーヴェルニュ
品種 ピノ・ノワール50%
ガメイ・ドーヴェルニュ50%
以下、インポーターのコメントです
【生産者情報】
ヴァンサン・トリコ
近年見直されてきたオーヴェルニュ地方(ミネラルウォーター、ヴォルビックで有名な地)。昔は葡萄畑が沢山広がっておりましたが、今ではワイン造りをやめる醸造家が多い地方なのです。
何故なら、フランスではまだまだワインに対する考え方が保守的で、この地のワインはどんなに頑張ってもワイン法上、実力に見合った格付けが与えられません。
けれどもこの地の可能性を求めてやってきた新しい造り主は「そんなの関係ないさ!」と言ってのけ、Table Wineに落としてまで自分のワイン造りを始め、今密かなブームと注目を浴び始めております。
(2010年11月にINAOの法規上で初めてAOC Cote de Auvergneが認定されました)
ヴァンサン・トリコ氏は若き醸造家。
南仏でワインを11年造っておりましたが、いよいよ独立の時期が到来。
しかし選んだ地は奥様の実家の近くオーヴェルニュ地方でした。
何とまぁ奇特な方でしょう!しかし、それは彼にとってChance到来の選択です。
この地で長い間(1971年~)無農薬で畑を守っていた、Claude Prugnard氏の所でお手伝い。
Claude Prugnard氏はそろそろ年齢的理由で引退を決心。
彼の子供がワイン造りに興味がなく、残念ながら畑を手放さなければならなくなりました。
しかし最後に彼のワイン造りを手伝ったヴァンサンの情熱に惚れ、彼に畑とシェ(醸造所)を譲り、2003年に購入、名実共にオーナーとなり自分のワインを造り始めました。
畑は全部で4.6ha。(3.3haのガメイ、0.7haのシャルドネ、そして何と0.6ha
のピノ・ノワール)
昔、この地では沢山のピノ・ノワールが植わっておりましたが、近くのBourgogneに押され泣く泣く葡萄の木を抜かなくてはならないほど経済的にダメージを受けました。
しかしこの地で、頑なに守られてきたPinot Noir。
「これからもっとPinot noirを植えていきたい!」と夢を語っています。
(輸入元資料引用)
それから・・・
2014年のフランス、オーベルニュ地方はスズキ(ショウジョウバエ)の被害に遭い、早めの収穫を
余儀なくされました。そのことにより納得できるブドウの収穫ができませんでした。
いつもは果実味がしっかりと有るのですが・・・
ただ、ワインは天地人の賜物
天候によって
葡萄が根を張る大地のあらゆるモノによって
造り手のパッションによって・・・
ワインって、本当に自然の産物であるということを
改めて感じて頂けるヴァンサン・トリコの2014年です。
ワインラヴァーとしてこういったミレジムを体験することも興味深いところです。
